小学生(中学受験)の生徒を指導する家庭教師のバイト

派遣会社によって特色がある為、依頼が多いお仕事の内容・種類は会社によって異なりますが、一般的な依頼が多いお仕事の内容は以下となります。
1位:公立中学生の学校の補習・定期テスト対策・受験対策
2位:小学生に対する中学受験対策・塾の補習
3位:中高一貫校の中学生の補習・定期テスト対策
4位:高校生の学校の補習・大学受験対策・内部進学対策
5位:中学受験をしない小学生の学校の補習
家庭教師のバイトで依頼が最も多いのが、「公立の中学生に対する学校の補習・定期テスト対策・受験対策」です。
その次に依頼が多いのが、「小学生に対する中学受験対策」です。今回は「中学受験生への家庭教師指導のアルバイト」について特集します。
1.通塾生or非通塾生
中学受験をする小学生を指導する場合、
・中学受験対策の塾に通っている生徒への指導
・塾に通わず家庭教師だけで中学受験する生徒への指導
の2つがあります。
圧倒的に通塾生に対する指導の依頼が多く、大学生を派遣する家庭教師センターの場合、通塾生:非通塾生の割合は8:2程度、プロを派遣するセンターの場合で7:3程度です。
2.指導の対象学年
中学受験をするご家庭の多くが、小学3年の終わり(新小4)もしくは小学4年の終わり(新小5)から進学塾に通い始めます。以前は、TOP層の多い塾(SAPIX・希学園・浜学園など)を除くと、新小5からの通塾生が多かったのですが、四谷大塚の算数のカリキュラムが前倒しになった影響などから、新小4から通塾する生徒が増えています。
家庭教師の依頼が多いのは小5・小6です。SAPIXなどのTOP層の多い塾の「上位クラスに入る為」に小1~小3から家庭教師を依頼するご家庭も最近は増えています。
3.指導の内容
通塾生が殆どである為、依頼の中心は中学受験塾の復習・フォローです。どこの塾も毎週もしくは2週に1度、確認テスト(塾により名称が違う 例:カリキュラムテストなど)がありますので、そのテストに向けた復習が中心となります。
「確認テスト(カリキュラムテストなど)の成績は良いけれど公開テストの偏差値は良くない」という事にならないように、過去の復習も重要です。
尚、最近は公立中高一貫校の適性検査対策の依頼も増えています。この場合もenaなどの公立中高一貫校に強い塾に通っている塾生への指導が中心となります。
非通塾生で家庭教師を依頼されるご家庭の多くは、
・偏差値45以下の比較的入りやすい中学校
・2科受験校(算数・国語の2教科受験校)
を志望していることが多いようです。
その場合、「特殊算は出題されない」「簡単な特殊算しか出題されない」「特殊算は出ても合否に影響しない」場合が多いので、小学校の算数より「やや難しい」市販の問題集で十分に対応が可能です。
4.指導教科
家庭教師のアルバイトの方への依頼で最も多いのが「算数」です。依頼内容の殆どを占めます。次に多いのが「理科」です。
算数・理科2教科指導の場合、1時間30分を算数、理科を30分などのように時間を区切って教えるケースが多いです。
社会の依頼は少ないですが、傾斜配点となっていない受験校の場合、社会が得点の4分の1を占めますので、勉強の仕方やポイントだけでもアドバイスしてあげると良いと思われます。
5.指導回数と時間数
通塾生の場合、週3~4日は塾で、塾がない日も宿題に追われます。家庭教師の授業回数が多すぎると、「塾の宿題ができない」という本末転倒な状況となりますので、家庭教師の依頼の多くは「週1回」となります。指導時間としては稀に3時間ということもありますが、2時間が最も多いです。
非通塾で中学受験をされる生徒へ指導する場合、「週2回×2時間」もしくは「週2回×90分」の依頼が多いです。
6.先生に求められるスキル
日能研や四谷大塚の公開テストの偏差値で50~60程度の中堅校や60以上の上位校を受験する生徒を担当する場合、先生自身の中学受験経験は不可欠です。
算数(とくに特殊算)については、先生自身の中学受験経験がない場合、指導するのに大変苦労すると思います。
中学受験経験がある場合、多少の予習をすれば(一度体に身についたものですから)初めての生徒であってもスムーズに指導することが可能です。
日能研や四谷大塚系などの場合は、(テキストがあるので)センターや保護者の方に頼んで先生用のテキストを用意してもらうか、コピーしてもらい、事前に予習すれば安心して指導することができます。
一方、SAPIXのように毎回プリント形式で予習が困難で、難度の高い問題が多い場合は、先生側に求められる学力・経験値も高くなります。
最近、幻冬舎新書から出た「ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る鉄緑会とサピックスの正体」という本が話題になりましたが、SAPIXは難関中学受験のお母さん方の間でブランド化しています。その為か、家庭教師の依頼として「SAPIX出身者」「SAPIXでの指導経験者」「SAPIXの生徒を家庭教師として指導した経験がある方」などのオーダーをしてくるご家庭が他塾通塾者に比べると多いようです。
7.最後に
依頼件数が最も多い「公立中学生に対する英語・数学の指導」に比べると要求されるスキルが高いのが「中学受験生への指導」です。
初めての生徒の場合、(予習が必要になるなど)苦労することも多くなりますが、先生側のスキルアップに繋がり、2人目以降の指導が非常に楽になりますので、頑張って指導して下さい。
家庭教師センターとしても「指導実績・経験がある人材」は貴重ですので、担当している生徒の入試が終わった後もすぐに新しい生徒・アルバイトを紹介してもらえることが多いです。
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