塾講師バイトより家庭教師バイトがおすすめな5つの理由

教育系バイトの代表格と言えば、塾講師と家庭教師のアルバイトです。どちらも学習経験・受験経験をいかせるバイトとして大学生や社会人に人気がありますが、どちらのバイトの方が良いのでしょうか?

結論から申し上げますと、

家庭教師のアルバイトの方が塾講師バイトよりおすすめ

しかし、

家庭教師バイトは塾講師バイトに比べて見つかりにくい(生徒が紹介されにくい)

です。

当サイト及び姉妹サイトによる大学生・社会人対象のアンケートによりますと、塾講師・家庭教師バイトの両方を経験した方の8割以上の方が「塾講師バイトより家庭教師バイトの方がおすすめ」と答えています。

アンケート結果から、家庭教師バイトが塾講師バイトより人気がある理由・おすすめな理由を時給相場・拘束時間・仕事のしやすさなどから以下にあげてみました。

塾講師バイトより家庭教師バイトがおすすめな理由1:バイトの時給相場が家庭教師の方がダンゼン高いから

塾講師のバイトの場合、指導スタイルとして「集団指導」と「個別指導」があります。1つの塾で「集団指導」と「個別指導」の両方を提供しているケースもありますが、最近は「個別指導」専門の塾(個別指導塾)が多くなっています。

「集団指導」タイプの塾は本部直営が殆どですが、個別指導塾の大半はフランチャイズ形式となっています。(明光義塾・スクールIEなど)

個別指導という名称から「先生1人」が「生徒1人」を指導する家庭教師のような形式をイメージしがちですが、先生1:生徒2~9人程度の個別指導塾が多いようです。(パンフレット上では「生徒数3人程度」と書いてある場合でも実際は5~9人同時という場合もあるようです)

集団塾の指導には一定以上の経験とスキルが必要であるため、(未経験の)大学生を大量採用するケースは少なく、塾講師の仕事の大半が「個別指導」です。

気になる時給相場ですが、個別指導の場合であっても20年ほど前までは時給1500円~2000円前後が多かったのですが、大手フランチャイズ系の大量出店による競争激化の影響で、時給相場は1000円前後まで落ちてきています。(90分1コマで「コマ給」が1500円前後。)塾講師バイトの時給は、国が決めている都道府県別の最低時給にほぼ近づいているのです。

一方の家庭教師の時給相場は、ここ数年、数百円相場が上がっており、派遣業者を通した場合で時給2000円程度が時給相場となっています。

時給相場を考えると、家庭教師バイトの方が塾講師バイトよりおすすめです。

塾講師バイトより家庭教師バイトがおすすめな理由2:家庭教師の方が拘束時間が短いから

最近、塾講師のバイトを「ブラックバイト」であるとしてテレビや新聞が報道しているのをよく目にするようになりました。集団塾のバイトが「ブラックバイト」と呼ばれるケースは少なく、殆どが「個別指導塾」のバイトです。

その最大の理由は「拘束時間(時給が支払われない拘束時間)の長さ」にあります。個別指導塾の場合(先生1人:生徒複数人の場合)、一回に複数人・違う学年・違うレベルの生徒を指導する必要があります。1人の生徒の答え合わせ・説明をしている間に別の生徒はプリントなどを解くというスタイルです。

その為、授業開始前には、複数人・違う学年・違うレベルの生徒分のプリントを用意したり、予習する時間が必要となります。同時指導の生徒数が多い場合だと、30分~1時間の準備時間が必要となります。授業が終わった後も、それぞれの生徒さんの状況を「報告書」に記載する必要があります。塾によっては清掃などの作業も必要だそうです。これらの授業前後の拘束時間は、多くの個別指導塾では「無報酬労働」となります。その結果、実質的な時給は400円~600円程度となっているケースが多いようです。

一方、家庭教師のバイトの場合は、生徒が1人で「新しい分野の概要説明」→「宿題」→「前回出した宿題の答え合わせ・解説」という流れが多いので、事前準備の時間はあまり必要ありません。授業が終わった後も報告書・レポートの記載は1人分だけですのですぐに終わります。

以上のように、「拘束時間」を加味すると、家庭教師の「実質時給」は塾講師の3~4倍程度になっている場合も多いようです。

塾講師とくに個別指導塾の労働環境が「ブラック」な状態が続いている現状では、家庭教師バイトの方が塾講師バイトよりおすすめです。

塾講師バイトより家庭教師バイトがおすすめな理由3:家庭教師バイトは強制シフトがない

塾講師の場合、「シフト」に多く入ることが求められます。土日や、7月20日頃から始まる「夏期講習」は塾の「稼ぎ時」なので、ほぼ強制的に長時間のシフトに入ることを求める塾は少なくありません。

大学のテスト前の土日や、多くの大学のテスト期間である7月20日~7月31日頃に「朝~晩」までシフトに入らなければならないのは、かなりキツイです。アンケートでは「塾講師の友達が塾の強制シフトのせいで留年になってしまった」などの声も聞かれました。

一方、家庭教師の場合、(兄弟別時間・連続指導の場合を除いて)同じ場所で2コマ以上の指導をするケースはあまりありません。

学業などとのバランスを考えると、塾講師とくに個別指導塾より家庭教師バイトの方がおすすめです。

塾講師バイトより家庭教師バイトがおすすめな理由4:家庭教師バイトの方が日時の変更がしやすい

授業日程や時間の変更は、家庭教師バイトの方が塾講師バイトに比べて比較的簡単にできます。あまりにも頻繁な自己都合の変更やお休みは家庭教師会社(派遣元)へのクレームに繋がりますが、基本的には生徒さんの保護者が了解してくれれば、日程や時間の変更が可能です。

塾講師の場合でも、多めに人員を確保していて欠員に柔軟に対応できる塾もありますが、生徒さんが複数人となりますので、調整が難しいです。特に大学のテスト前や帰省時期は、休みたい大学生講師の方が多くなるので、休めないケースも多いでしょう。この点を問題視している大学も多く、ホームページなどで「学業重視」を理由に塾講師のバイトに注意を促しているケースも多くみられます。

勤務日時の調整のしやすさを考えると、塾講師バイトより家庭教師バイトの方がおすすめです。

塾講師バイトより家庭教師バイトがおすすめな理由5:家庭教師バイトの方が時給の幅がある・昇給しやすい

個別指導塾のバイトは、「先生により時給が違う」ということはあまりありません。数年働いても僅かに昇給するだけで、殆ど時給も変わりません。

一方、家庭教師のバイトの募集要項を見ると、「時給2000円~5000円」のように時給に幅があります。これは、属性(学生・社会人・プロ)や指導経験、学歴などにより時給がことなるためです。特に指導経験による時給の違いは大きく、生徒さんが2人目、3人目と増えるたびに時給が高くなるケースが目立ちます。

又、家庭教師の場合、指導経験者や高学歴者については家庭教師会社が囲い込みをするために、「認定制度」を設けているケースも増えています。「認定講師」になると大学生であっても時給がプロなみになります。プロの認定講師の場合、一般の社会人の時給の数倍になります。

続けてお仕事・バイトをする場合、塾講師と家庭教師バイトの時給差がさらに広がります。

家庭教師バイトの難点は生徒が見つかりにくいこと

ここまで、家庭教師バイトの良い点ばかりをあげてきましたが、家庭教師バイトには塾講師バイトにはない決定的な弱点・デメリットが1つあります。

・生徒が見つかりにくいこと

です。

家庭教師のバイトは「登録制」のバイトなので登録しても生徒紹介の確約はありません。塾講師バイトの場合、面接や試験などで採用されると「シフトに入る」=「仕事スタート」ですが、家庭教師は「登録」=「仕事スタート」ではありません。

家庭教師のアルバイトは人気が高いため、競争が激しいです。家庭教師バイトを早く始めたい場合は、同時に複数社の斡旋会社・派遣会社に登録することをおすすめします。

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