小学生を指導する家庭教師のバイト

小学生を指導する家庭教師のバイトは大きく分けて、
1.中学受験をする生徒の指導
2.公立中学に進学予定の生徒の指導
があります。その割合は派遣会社によって大きく異なりますが、概ね7:3~8:2くらいのセンターが多いようです。ちなみに、求められる指導スキルが前者の方が高いので、前者の方が時給も高い場合が多いです。
以下に、それぞれの指導内容などを記載します。
1.中学受験をする小学生への指導のバイト
中学受験をする小学生を指導する場合の多くが「塾に通っている生徒」に対する指導となります。
「家庭教師だけで中学受験」というご家庭は非常に少数派で、1割~2割程度です。「家庭教師だけで中学受験」しかも「中堅校以上を志望」という場合、「プロ家庭教師」を指名するケースが多いので、アルバイトの大学生や社会人の方が受け持つケースは少ないです。
中学受験をする小学生の指導の依頼内容のメインは、「算数」です。次に多いのが「理科」と「国語」です。週1回×2時間の指導の場合、算数のみの指導もしくは、90分「算数」で残り30分でもう1教科というようなパターンとなります。主な指導内容は以下となります。
・塾のテキストやプリントの復習
・週テスト対策・公開テスト対策
・テストの復習
・過去問対策
中学受験の場合、方程式を使わずに特殊算(つるかめ算・植木算など)を用いますので、中学受験経験者でなければ指導をするのは困難だと思われます。
中学受験生への指導が初めてで、「特殊算の解き方を忘れてしまったので不安」という声を多く聞きますが、(中学受験経験者の場合)多くの人が指導している間にすぐに思い出すようです。
どうしても不安な場合は、自分用の参考書を購入して予習することをお奨めします。生徒さんが四谷大塚及び四谷大塚のテキストをベースにしている塾(早稲田アカデミー・栄光ゼミナールなど)に通っている場合ですと、予習シリーズなどの四谷大塚のテキストは、塾生以外でも四谷大塚各校舎での購入が可能ですので、そちらを購入して予習するのも良いかもしれません。家庭教師センターによっては、先生用としてテキストを準備してくれるセンターもあります。
四谷大塚のテキストではなく独自テキストを使っている日能研生などに指導する場合は、親御さんに頼んでテキストと解答をあらかじめコピーしてもらうと良いでしょう。又、テキストのコピーを先生に無料配布している家庭教師センターもありますので、コピーの有無を確認してみましょう。
一番指導が困難なのが、サピックスのようなプリント形式でハイレベルな塾のフォローです。事前予習ができませんので、中学受験指導経験者でなければ難しいでしょう。
尚、最近は中学受験塾に入塾する前の準備としての依頼も多いようです。トップレベルの塾の多くが、下位クラスから上位クラスに這い上がるのが非常に難しいので、「入塾時点で上位クラスに入れたい」という親御さんが多いのです。この場合、小1~小3の生徒への指導が中心となりますので、特殊算がなく、指導に必要なスキルは低くなります。
2.中学受験をしない小学生への指導のバイト
中学受験をしない小学生の場合、主な依頼内容・目的・きっかけは以下となります。
・公立中学の入学準備
・学習の習慣ずけ
・授業についていけない
・不登校
など
中学受験生への指導と異なり、大学生以上の学歴があれば、殆どの方が問題なく指導できる内容だと思います。
指導スキルより「人間性」が求められる場合が多いようです。
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